空き家の清掃は業者に依頼する？自分たちで実施する？詳しく解説

家（空き家）の清掃を業者に依頼するメリットデメリット

業者に空き家の清掃を依頼するときは、メリットだけではなくデメリットにも目を向けてください。

メリット①自分たちでは難しい範囲まで掃除が可能

業者に空き家の清掃を依頼するメリットには、自分たちでは難しい範囲まで掃除が可能なことが挙げられます。エアコンや換気扇など、知識がない一般の方が掃除を試みると困難な場所もあるでしょう。とくにエアコンなどは、自分で掃除する範囲はフィルターや外から見える部分までに限られ、専門的な知識が必要です。その点掃除の経験が豊富な業者に依頼すれば、自分たちでは掃除ができない箇所の隅々まで掃除してくれます。

メリット②掃除用具の選択で悩む必要がない

自分たちで掃除しなければならない場合、空き家のために掃除用具を購入するケースがあります。しかし掃除用具は、あらゆるメーカーが複数の特徴を持った製品を提供しているので、専門の知識がなければ選択が困難です。たとえ掃除用具を一式そろえて空き家に向かったとしても、後から必要な道具が出てくるケースもあるでしょう。業者に依頼すると、掃除用具の選別によるタイムロスが大幅に削減できます。

メリット③空き家の掃除に時間や手間がかからない

慌ただしい毎日の中で、空き家の掃除にしっかりと時間がとれる人は少ないのではないでしょうか。たとえば子育てや介護をしていて、空き家の掃除の為に時間を取れない人がいます。また、その他の事情によって、空き家の掃除をするのが困難な人もいるでしょう。しかし掃除の経験を積んだ業者に依頼すると、専門の知識がない人よりも時間や手間がかかりません。内容にもよりますが、「他人を家に入れると不安なので一緒にいなければ」という場合でも、すみやかに清掃が完了します。

デメリット：他人を家に入れる必要がある

業者が家の掃除をするには当然、他人がサービス利用者の家に入らなければなりません。空き家であればしばらく放置していた人もいると思うので、汚い部屋を見られたくない場合もあるでしょう。しかし業者はプロなので、経験の数だけさまざまな状態の家を見ています。仕事の依頼として他人の家に入って作業をしますから、家の状態を意識しすぎる必要はないでしょう。

自分たちで空き家を掃除するメリットデメリット

上記では、業者に依頼する視点からメリットデメリットをお伝えしました。ここからは、自分で空き家の掃除をすることを前提として紹介します。

メリット①費用がほとんどかからない

空き家の掃除を自分たちで実施すると、費用がほとんどかかりません。ほとんどと言ったのは、空き家を掃除するために掃除用具を購入すると費用がかかるからです。とはいうものの空き家を自分たちで掃除するには手間がかかりますし、遠方にあれば移動だけでも大変です。以下の状態を照らし合わせながら、業者に依頼するか否かを考えてください。

【業者に依頼する際にチェックする内容の例】
1.空き家の状態
2.空き家の場所
3.業者の料金形態

メリット②業者との間でトラブルが発生しない

空き家の掃除を自分たちで実施するということは、業者に依頼しないということです。依頼する業者がいないので、それによって発生するトラブルにも当然遭いません。業者に依頼する場合は作業の範囲が会社によって異なるので、あらかじめチェックしておかなければトラブルの原因になります。「基本の料金でどこまで対応してもらえるか」「追加料金はどのようなときにかかるのか」をチェックすることが重要です。空き家を全て自分たちで掃除するのなら業者との金銭的なトラブルもありません。

デメリット：自宅の掃除よりも労力がかかる

空き家を自分たちで掃除するとなると、状態によって自宅の掃除よりも労力がかかります。ゴミを放置していると衛生上の問題がありますし、空き家が不法投棄の被害に遭うケースも考えられるからです。庭の雑草や草木の除草のほか、動物の糞尿の処理など、家の中の掃除に取りかかれるまで時間がかかるかもしれません。

また長らく放置されている空き家があると周囲の景観が悪化するので、人が近寄らなくなります。それによって有害な動物や昆虫の棲家になっているケースもあるので、ある程度専門の知識も必要です。

まとめ